カイロプラクティックとは

  カイロプラクティック (Chiropractic) とは哲学、科学、医学の集まった自然の法則に沿った療法であり、骨格構造、特に脊椎や骨盤に発生する異常に対して、手を用いて矯正を行い、人体の神経や生理機能の改善を図り、健康の回復と増進に寄与する治療法です。

  その歴史は古く、18世紀ごろから存在していました。その後1895年にアメリカのダニエル・デビッド・パーマーによって、伝統的な手技療法などをまとめ、医学的知見に基づき集積された手技療法がカイロプラクティックです。

  日本における整体療法とは異なる療法で、解剖学、人体生理学に基づき、WHOでは鍼灸治療と同じ補完代替医療として位置づけられています。

  アメリカや、イギリス、カナダ、オーストラリア、EU諸国などでは法制化されており、専門高等教育(大学教育)を受け国家試験に合格しなければカイロプラクティックの治療を行うことはできません。

世界基準の治療

  カイロプラクティック はWHO(世界保健機構)により補完代替医療として認定されています。

  このためWHOは、各国が法制化を進めるに当たり、カイロプラクターの試験や免許に関する規定を作成する際の基準について定めた『カイロプラクティックの基礎訓練と安全性に関するガイドライン』を公表しています。

  これに基づいて法制化されている国では、カイロプラクティックに従事する者は最低条件として、医学部と同等の4年以上の大学教育を受けることが必須とされています。

  また授業では、解剖学、解剖実習、生理学、病理学、画像診断学などの医師や看護師も学ぶ基礎医学と、カイロプラクティックに関する専門的な知識や技術を徹底的に勉強します。

  その後、厳しい国家試験(法制化されている国の)を受け合格して初めてカイロプラクターとなることができます。

日本の現状

  残念ながら日本にはカイロプラクティックに関する法律が全くありません。

  そのため日本独自のカイロプラクティック大学も国家試験もありません。

  つまり日本では、医学知識も全くなく昨日までカイロの経験もない人でもカイロプラクティックを開業をすることができてしまいます。

  現在、日本には数万人のカイロプラクティックの先生がいると言われていますが、その中でカイロプラクティックの大学を卒業した先生は、わずか5%未満といわれています。 さらに海外の法制化された国の開業免許を持っている先生はごく一部であるといわれています。